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イデア6 / "STEPPIN' OUT" [Jazz / instrumental]

Idea 6_Steppin Out.jpg

Artist : IDEA6
Title : "STEPPIN' OUT"
Release : 2007年08月
Style : Instrumental jazz / Modern jazz
Label : Deja Vu / COMMODO DEPOT INC. (japan)
購入version : 日本国内盤(DVD付き)
jazz度数・・・★★★★★ (5/5p)
お気に入り度数・・・[手(チョキ)][手(チョキ)][手(チョキ)][手(チョキ)][手(チョキ)] ※最高は5つ

 すっかりお留守になってしまった当blogでございますが、別段“廃盤"[あせあせ(飛び散る汗)]にしたワケではございません(^^ゞ。今年も書きたいネタのある時だけ、気の赴くままマイペースで不定期更新(時々古い日付で過去記事としてのこっそりUPも交えーの^^;)で行きたいと思います。ただ、さすがに9月から丸々4ヶ月もほったらかしは、我ながらねぇ・・・(苦笑)。

 てなことで、再開の初っぱなに選んだdiskは、リリースは2007年なれど、僕は08年に出会って去年一番に気に入って聴いていたイタリアの超ベテラン・ジャズメンたちの集ったアルバム。ごくストレートなモダン・ジャズなんだけど、何か今のアメリカから出て来る音とは確実に印象が違うんだよね~。最高にスマートでクール[グッド(上向き矢印)]。もし、あなたがHi Five Quintetなどがお好みだったなら、是非ともこちらも聴いて欲しい。カッコ良いよ~!。




 今や日本で最も知られるイタリアの人気レーベルと云って良いだろうSCHEMAの設立にプロデューサーとして参画し、人気DJから始めて、今ではギタリストとしてアルバムもリリースするまでになったニコラ・コンテの活躍もあって、クラブ方面からじわじわ人気が拡がったイタリアン・ジャズだけど、クラブ経由と侮るなかれ、ファブリッツィオ・ボッソ(tp)やダニエーレ・スカナピエコ(ts)を擁するハード・バップ・グループのHigh Five Quintetが大きな注目を集めるなど、「本物志向」が強いのがこのムーヴメントの特徴。そして、その本物志向の極みとも思われるイタリア・ジャズ界の重鎮であるジャンニ・バッソ(ts)、ディノ・ピアナ(tb)を中心に据え、Deja Vuレーベルの主宰者パオロ・スコッティがグループ・コンセプトを提供したユニットが今回ご紹介するイデア6だ。

 ジャズ・マニアだったパオロが興したレーベル・Deja Vuは、もともとは60年代など過去のイタリアン・ジャズの名演を再び世に送り出すリイシュー専門として設立された。ジャンニ・バッソの作品もそうして彼のレーベルから再発され、それを通じてパオロはイタリアのジャズ界の重鎮たちとの面識を得る事となった。中でも、本年2009年で御年78にもならんとする偉大なるサクソフォン・プレイヤー、ジャンニの演奏、感性が、現在に至っても溌剌として、全く新鮮なままで衰えていない事に気付いたパオロは、ジャンニと彼の仲間をスタジオに集め、1960年代の或る日のスタジオ風景を再現しようというアイデアを思いつく。そうして録音されたのが、イデア6のデビュー作となる『Metropoli』だった。本作はそれに続く第2弾の作品となるわけだ。

 主要メンバーはパオロが選んだ6人のジャズ・メンたち。テナー・サックスのジャンニ・バッソは1931年トリノのアスティ生まれ、トロンボーンのディノ・ピアナは同じく30年ピエモンテの生まれ。他のメンバーについては残念ながら詳細なバイオが無い(日本盤ライナーはイタリア人評論家の寸評を訳したものだけで情報量が圧倒的に少ない!)のだが、ジャンニらと同世代で、パオロと共にメンバーの選定も行ったトランペッターのグイド・ピストッキら超ベテランに若手を組み合わせた布陣になっている。

 ややポップス寄りの内容だが素晴らしいソロ・アルバムも発表している女性ヴォーカリスト、フランチェスカ・ソルティーノの爽やかな歌声をフィーチャーした①に始まり、オーソドックスなモダーン・ジャズ・スタイルが新鮮に映える②、3管のユニゾンで奏でられるメロディアスなテーマにつられて、ついつい指先でテーブルを叩いてリズムを刻んでしまいたくなる③、再びフランチェスカのヴォーカルをフィーチャーした④では、こちらも大ベテラン、アンニバーレ・モドーリのビブラフォンがメランコリックな音色でメロウな彩りを添える。フランチェスカの優しく洗練された歌声は、このアルバムのクラッシック性とコンテンポラリ感の上手な橋渡し役となっていて、とても心地良いアクセント。⑥ではラテンスタイルを匂わせ、⑦はクラシックでブライトなダンス・ナンバー。再び3管がユニゾンを奏でるアップ・テンポの⑧を聴いていたら、なんだかフィアットのチンクエチェントに乗っていた、あの大泥棒のアニメ(笑)を思い出してしまった。そう云えばあれはイタリアでも放送していたらしく、ボローニャでカジュアル・クロージング・ショップのショー・ウインドゥを眺めていたら、そのキャラクターの絵が入ったシャツが堂々飾ってあったっけ。この手のサウンドは、スリル&サスペンス系のBGMによく似合うんだよねぇ(^^。
 
 それにしても、このアルバムを黙って聴かされて、フロントを飾るホーン陣がみんな70半ばのおじいちゃんたち(失礼ですが^^)だなんて誰が云い当てられるだろう。彼等の演奏は、驚く程エネルギッシュで溌剌としている。やっぱり、ちょっと綺麗な女性を見れば誰彼構わず即座に“アモーレ!”なお国柄(笑)。いつもまでもずっと枯れない男が多いのかなぁ?(^^;。




Musicians

Gianni Basso : tenor sax
Guido Pistocchi : trumpet
Dino Piana : trombone
Riccardo Fioravanti : double bass
Andrea Pozza : piano
Stefano Bagnoli : drums

Francesca Sortino : vocal
Annible Modoni : vibraphone

収録曲

【 CD 】
01. Tune Up
02. Mr.G.B.
03. Steppin Out
04. Bell's (I'll Be Waiting)
05. O.M.Blues
06. First And Last
07. Dance Of The Crickets
08. Junior Is Back
09. Tabu
10. It Ain't Necessarily So

【 DVD 】
 イタリアのジャズ評論家・フランコ・ファイエンツによるジャンニ・バッソ、ディノ・ピアナらへのインタビュー、レコーディングセッションの模様を収録。


Idea 6_Steppin Out.jpg

Steppin’Out(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
  • 発売日: 2007/08/09
  • メディア: CD



idea6_Metropoli.jpg

Metropoli

  • アーティスト: イデア6
  • 出版社/メーカー: DejaVu / CMD
  • 発売日: 2007/11/29
  • メディア: CD


Francesca Sortino.jpg
フィーチャリング・ヴォーカリストのフランチェスカ・ソルティーノのソロ・アルバムはこちら → http://www.hmv.co.jp/product/detail/2736262
ジャズと呼ぶにはかなりポップですが、AOR / Fusion系のヴォーカル物としてはかなり◎。推薦出来ます!

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