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ルシアーナ・ソウザ / "THE NEW BOSSA NOVA" [jazz / Female Vocal]

The New Bossa Nova

Artist : Luciana Souza
Title : "THE NEW BOSSA NOVA"
Release : 2007
Style : jazz / boss nova (female Vocal)
jazzっぽさ・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ


 ラリー・クラインのプロデュースしたティル・ブレナーのアルバム『OCEANA』での客演によりその名を知ったブラジル・サンパウロ出身の女性ヴォーカリスト、ルシアーナ・ソウザの最新作。そのタイトルが示す様に過去、ボサ・ノヴァではあまり取り上げられてこなかった様な70-80年代のポップス、それもSSW、AOR系のファンが喜びそうなナンバーを中心にチョイス。ジェームス・テイラーが自作曲でデュエットを披露している他、ジョニ・ミッチェル、スティーリー・ダン、スティングなどの楽曲が全く違和感無く、まさに"THE NEW BOSSA NOVA"として生まれ変わってカヴァーされている。




 買う買わないは別として、コンテンポラリ・ジャズ周辺、特に女性ヴォーカル作品に関してはそこそこ情報のチェックはずっとしているつもりだったのだが、ルシアーナのアルバムを手に取ったのは今作が初めてだ。しかし彼女自身の作品としては、これがもう7枚目のアルバム・リリースとなるのだそうで、99年にニューヨークに拠点を移して以来コンスタントにリーダー・アルバムを発表し、今までに過去3度もグラミーにノミネートもされている実力派だ。
 そして、それらの過去作は全てセルフ・プロデュースに依るもので、制作面に於いても才能を発揮。またマンハッタン音楽院では教鞭も執るなど、なかなかの才女らしい。なるほど、作風に漂うインテリジェンスや落ち着いた品格はそんなところから匂い立って来るものなのかも知れない。 

 実はライナーを読んで初めて知ったのだが、ルシアーナは本作のプロデュースを担当しているラリー・クラインの、現在の私生活上のパートナー、とどのつまりは奥様なんですと。えっ、ちょっと待ってよ。自分の新しい奥様のアルバムを初めてプロデュースするってのに、そのオープニング・ナンバーに前の奥さんの曲選んじゃって、いいの?(苦笑)。
 ご存じの方も多いと思うが、ラリーは80年代ジョニ・ミッチェルの公私に亘るパートナー。その「私」の方は解消されてしまったけれど、音楽的パートナー・シップは今も継続されているのだ。割り切れていると云うか、サバサバしたもんだと云うか・・・(^^; 



 ルシアーナのヴォーカル・スタイルは感情を込めすぎないボッサの典型に則りクールな類のものだが、彼女の歌声はとても穏やかで優しく、爽やかでもある。そして、堪えきれずにたった一粒だけ、不意に零れ落ちてしまった涙のように、切なくも抑制の効いた静かな哀感を湛えている。

 折しも季節は秋。一人静かに銀色の月を眺めつつ、物思いに耽る宵には彼女の歌声はぴったりだ。




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New Bossa Nova New Bossa Nova
Luciana Souza (2007/08/21)
Verve

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01. Down To You (Joni Mitchell)
02. Never Die Young (James Taylor)
03. Here It Is (Leonard Cohen - Sharon Robinson)
04. When We Dance (Sting)
05. Satellite (Elliott Smith)
06. Were You Blind That Day (Walter Becker - Donald Fagen)
07. Love Is For Strangers (Walter Becker - Larry Klein)
08. You And The Girl (Luciana Souza - Larry Klein)
09. Living Without You (Randy Newman)
10. I Can Let Go Now (Michael MacDonald)
11. God Only Knows (Braian Wilson - Tony Asher
12. Waters Of March (Antonio Carlos Jobim)

※なお、国内盤には以下3曲がボーナス・トラックとして収録されている。

13. Waters Of March (Antonio Carlos Jobim) ※Portugase Version
14. This House Empty Now (Burt Bacharach - Elvis Costello)
15. How The Heart Approaches What It Yearns (Paul Simon)

■musicians

Luciana Souza : vocals
James Taylor : vocal(2)
Romero Lubambo : guitar, cavaquinho
Edward Simon : piano
Cris Potter : saxophone
Scott Colley : bass
Antonio Sanchez : drums percussion
Matt Moran : vibraphone

Produced by Larry Klein




ルシアーナ・ソウザの過去作品


Duos II Duos II
Luciana Souza (2005/05/24)
Sunnyside Communications

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Neruda Neruda
Luciana Souza (2004/04/06)
Sunnyside

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Norte E Sul (North And South) Norte E Sul (North And South)
Luciana Souza (2003/05/13)
Sunnyside

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ルシアーナ・ソウザ客演アルバム

#⑦“PRA DIZER ADEUS”にてリード・ヴォーカル
オセアーナ オセアーナ
マデリン・ペルー、ルチアナ・スーザ 他 (2006/04/19)
ユニバーサル ミュージック クラシック

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#⑧“AMERIA”にてリード・ヴォーカル
リヴァー~ジョニ・ミッチェルへのオマージュ リヴァー~ジョニ・ミッチェルへのオマージュ
レナード・コーエン、ノラ・ジョーンズ 他 (2007/09/19)
UNIVERSAL CLASSICS(P)(M)

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